
コーポレートレポート2011では、前半でグループとしての方針や取り組み等が経営理念に沿って説明され、後半で計画や実績に関して定量データを交えた詳細な報告が行われています。また、冊子に収まりきれない詳細データは引き続きウェブサイトで開示されており、冊子から該当のウェブページ(URL)が参照されています。これを通じ、開示情報の量を犠牲にすることなく、読みやすさを向上させていると考えます。
一般的に、CSR報告書では、環境負荷や事故・災害といった「負を減らす」ための取り組みや実績について記載されることが多いですが、コーポレートレポート2011も例外ではありません。業種的な特性を考えれば、負を減らす取り組みや実績について開示することは引き続き重要です。しかし、本業を通じた持続可能性への貢献という観点で社会がコスモ石油グループに対して期待することは、特に東日本大震災以降、拡大していると言えます。この観点での情報開示についてはさらに改善の余地があると考えます。
また、今回はGRIガイドライン準拠が見送られていますが、2011年中のリリースが予定されている石油・ガス業の業種別補足文書も念頭に置きながら、次のレポートではGRIガイドラインに準拠されてはどうかと考えます。
KPMGあずさサステナビリティ株式会社
吉田 智紀


