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北タイ山岳地帯 共有林地図作成

北タイ山岳地帯 共有林地図作成 スライドショースライドショーを見る
地図:タイ 北タイ山間部の人たちが、自然に支えられた生活を再び取り戻すための「共有林地図」を作成しています。

エコカード会員×780人の支援(寄付金500円/人)で、
1つの村の共有林の地図と「村の百科事典」を作成しました。

北タイ山岳部で、地元住民が森を利用して持続可能な暮らしを営むために、国有化された森を「共有林」として申請するのに必要な地図づくりをしています。また、村のさまざまな情報をまとめた「村の百科事典」を地図とあわせて作成します。

パートナー:Link~森と水と人をつなぐ会~






2010年度の活動

背景とプロジェクトの概要

タイでは、かつて行われた大規模な森林伐採とそれによって起きた災害・環境破壊を教訓に、厳しい森林保護法が制定されています。一方で、以前から森を利用して暮らしていた地域住民の暮らしは、森の利用が制限されたことにより、厳しい貧困に陥っています。

そこで、日々の生活に欠かせない村周辺の森(共有林)の一定の利用を認めつつ持続的に森を管理する「コミュニティー林(共有林)法」が考えられました。しかし、一旦成立したものの憲法裁判所で廃案になってしまい、地域住民による森の利用は制限されたままになっています。

一方で、住民が参加しないままに行政が森林の利用区分を決めてしまう例や、基本的に住民の利用を排除する国立公園化が盛んにすすめられています。住民参加による、森林保全を主体とした持続可能な森林保全のためには、住民が自らの土地に関する情報「地図」を持っている必要があります。

こうしたことから、多くの村で地図作成の要望が高まっているため、村民に地図づくりのノウハウを教えています。さらに、森林を大事にする考え方を身につけともらうための環境教育もおこなっています。

また、公的記録の少ない村で、村の概要や歴史、人口、生物資源の情報をまとめた「村の百科事典」を地図とあわせて作成し、さらにその活用方法を教えています。

この地域の環境を守るには、まず地域の森や村の概要などの情報の収集し、記録するという地道な作業が必要であり、村人への環境教育が重要です。

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村と森

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色々な人たちから情報収集

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「村の百科事典」完成しました


2010年度のプロジェクト実績

7村が参加して地図作成に取り組み、4村が年度内に完了、3村は継続となりました。この遅れの理由は、タイ人スタッフの人数不足と、雨季の雨量がこれまでにないほど多く、とても地図作成などしていられる状況でなかったということによります。

また、当初は共有林の地図だけを考えていましたが、ほとんどの村には村の境界を示した地図がなく、地図をより有効に活用するために、村境を含めた地図を作成することになりました。

北タイの山村は面積が非常に広く、村境は山の稜線だったりします。既存の地図で確認できない場合は、そのすべてを村人とともに踏破して測定する必要があり、非常に時間がかかりました。

測定が終わると、地図とともに村の基礎的な情報(面積や人口規模、宗教、民族、文化、歴史、生物資源の情報など)を集めた「村の百科事典」を作成しました。これは、村民の教育や継続的な自治に役立ちます。

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村の百科事典


「村の百科事典」の活用

このプロジェクトにおいては、地図をつくるだけでなく、「村の百科事典」を作成し活用して森林を保全し、暮らしに役立てることにもあります。これまで作成した村について、どのように活用しているかの聞き取り調査をしました。

植林の際の計画地の設定や、森林火災の延焼を防ぐ防火帯の整備計画策定、山から水を引く水道の整備計画策定、子どもへの環境教育などに利用した例を多数、聞くことができました。

2010年10月には事務局から現地を訪問し、活動状況を視察してきました。詳しくは「基金事務局レポート」をご覧ください。


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