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コスモ石油は、千葉、四日市、堺、坂出の4つの製油所で、石油製品を生産しています。産油国から大型タンカーで輸送された原油は、製油所で、ガソリンなどの石油製品に生まれ変わります。原油は、幅広い沸点の炭化水素の混合物です。原油を加熱し、油の蒸気にして、LPG(液化石油ガス)、ナフサ*注1、灯油、ジェット燃料、軽油、重油といった各成分に分離(蒸留)するのが、製油所の心臓部とも言える「常圧蒸留装置」です。
製油所では、安全で、効率よく、環境に配慮した操業に向けて、さまざまな取り組みを行なっています。

市場のニーズが低下している重油を原料にして、付加価値の高いガソリン製品を製造する装置が「流動接触分解装置」です。市場のニーズの変化に合わせて、各製油所で、ガソリン、軽油、灯油などを最適な割合で生産しています。また、コスモ石油グループでは、石油化学製品の原料(各種芳香族系炭化水素や各種溶剤)の生産・販売を行うと共に、アジア地域の旺盛な需要に対応して事業領域拡大にも取り組んでいます。

堺製油所で行っている高度化投資(設備投資額:約1000億円、運転開始:2010年度)において新設される装置です。
コーカーと合わせて「分解油水添脱硫装置」も新設。当該装置群によりアスファルト留分を原料に白油といわれるナフサ、ジェット燃料、軽油を生産します。
原油の重質化(相対的に安い重質原油を投入しつつ、従来通りの白油得率を維持)による原料コストの削減や、重油から中間留分への生産スイング(より付加価値の高い白油得率の向上)による精製マージンの拡大などにより、収益性の向上が期待されます。