コスモ石油株式会社(本社:東京都港区、資本金:1,072億円、代表取締役社長:木村彌一)は、このたび、アラブ首長国連邦アブダビ政府系機関のMASDAR―アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー(MASDAR)と共同で、三井造船株式会社に対し、ビームダウン式集光太陽熱実証実験プラント建設を発注いたしました。詳細につきまして、下記の通りお知らせ致します。
記
| 1.発注先 |
三井造船株式会社 |
| 2.発注金額 |
約8億円 |
| 3.着工予定 |
2009年5月 |
| 4.完成予定 |
2009年12月 |
| 5.内容 |
- (1)今回発注した実証実験プラントは、昨年12月に首相官邸にて調印された、当社、MASDARならび東京工業大学(以下、「東工大」)間の共同研究開発契約に基づく研究開発推進のため、MASDARがアラブ首長国連邦のアブダビ国際空港近くに建設を進めている二酸化炭素排出ゼロをめざす未来型都市「マスダール・シティー」敷地内のテストサイトに建設される予定です。
- (2)今回建設される集光量100キロワットの実証実験プラントの運転を通じて、実際の集光分布と東工大のスーパーコンピュータを利用した集光シミュレータによる計算結果を厳密に比較すると同時に、各種機器の性能を測定することにより、将来の大型商業プラント設計に欠かせない数多くの貴重なデータを収集することが可能となります。
- (3)また、現在把握しきれていない商業化への課題抽出、分析、改良を行い、将来の商業化プラント建設の可能性を追求することを目的としています。
- (4)現在、中東産油国を含む世界のサンベルト地帯で注目されている集光太陽熱発電技術には、大きく分けてトラフ型とタワートップ型がありますが、今回の共同研究開発では、東工大炭素循環エネルギー研究センター 玉浦裕(たまうら ゆたか)教授が提案する東工大式ソーラータワービームダウン集光技術を実証し、太陽熱発電コストのさらなる低減をめざします。この技術はタワートップ型をさらに進化させたもので、一度タワー先端に集光された太陽光を、東工大独自技術を結集した中央反射鏡により地上近くに設置した太陽炉に再反射させます。太陽炉を地上近くに設置することによって、建設コストやメンテナンスコストを低減することが可能と言われており、他の集光太陽熱技術に比べ、発電コストを低く抑えることが期待されています。
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以上